「S2000」の発売、「予定はない」というが…
現在生産を中止している、もう一方のスポーツカー、ホンダ「S2000」への期待も高まるばかり。「NSX」も後継車両が正式発表まではウワサが絶えなかったように、S2000の後継車両も生産が終了してから、たびたびささやかれてきた。
S2000は、ホンダが1999年から2009年まで販売していたオープン2シーターの、小型軽量FR(フロントエンジン・リアドライブ)スポーツカー。09年1月に、同6月に生産終了することを発表。その後もしばらく注文が相次ぐなど、惜しまれつつ生産を終了したこともあって、今なお根強い人気を誇る。
ホンダは「現段階では発売はもちろん、開発の予定もありません」と否定する。
ただ、インターネットでは2008年のモデルチェンジがリーマン・ショックによって頓挫した経緯から、「リーマン・ショックからの復活は『S2000』の復活があってこそ」「『NSX』と『S2000』の両方がそろって、はじめてホンダが復活する」など、「新型S2000」を待ち望むカキコミが見られる。
さらには、新型「S2000」の車体がマツダの「MX‐5(ロードスター)」よりも小型になるとの情報や、後継車両に搭載されるパワートレインが「新型フィット」に搭載されている仕様になるとの見方も。またS2000の後継として「新型NSX スモール版」が計画されている、との推測もみられる。
ホンダのスポーツカーをめぐっては、2013年9月17日付のレスポンスがオーストラリアの自動車メディア「motoring.com.au」の報道として、次世代「CR‐Z」の車台が、新型シビック・タイプRがベースになる、と報じており、期待と関心の高さがうかがえる。