ゴルゴ13には、腕時計の設定はなく
一方で、時計を右腕にはめることに、同調する声もある。
時計機能が付いた携帯電話が普及する中で、「右腕につけるのも両腕につけるのもファッション」との指摘が出たのだ。また、右利きならいつも右腕を使うため、「時間が見やすい」という声もあった。
ところで、木村拓哉さんは、どこから「平和の象徴」という話を聞いたのか。
ネット上では、人気漫画「ゴルゴ13」とコラボした腕時計のプレスリリースに、狙撃手の主人公が腕時計を右腕にはめている漫画のカットが使われているとの指摘が出た。すると、ゴルゴ13のシリーズで「平和の象徴」という意味を与えられていたのだろうか。
この腕時計を限定発売したセイコーウオッチでは、取材に対し、腕時計は原作漫画に描かれていたわけではなく、後から書き込んだものであることを明かした。単に、腕時計を書き込みやすいカットを選んだだけだというのだ。「平和の象徴」については、聞いたことがなく、分からないとのことだった。
ゴルゴ13を連載している小学館ビッグコミック編集部でも、腕時計をはめる設定などは聞いたことがないと、以前の担当者が答えた。結局、拓哉さんの発言内容がどこから出たものかは、分からなかった。
腕時計を右腕にはめることについて、セイコーウオッチでは、こう言う。
「イタリアでは、右腕にはめる人が多いとも聞いており、どちらがいいという定義はないと思います。日本では、左利きの人でも左腕にはめることが多く、慣習になっているようですね」