ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は2013年9月16日に続伸し、8月8日以来約1か月ぶりの高値を付けた。量的緩和の効果に懐疑的と市場で受け止められてきたサマーズ元米財務長官が米連邦準備理事会(FRB)の次期議長の指名を辞退したことで、緩和政策が長引くとの期待が高まり、住宅や金融など米景気への依存度が高い銘柄を中心に値を上げた。
この日の終値は前週末より118ドル72セント(0.8%)高い1万5494ドル78セントだった。ダウ平均の上げ幅は一時170ドルを超えたが、その後は利益確定売りでやや伸び悩んだ。