結党から1年、「維新」の土俵際 支持率下落、ネットでも影響衰える

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   日本維新の会が結成されてから2013年9月12日で丸1年が経った。

   橋下徹共同代表(大阪市長)の人気を背景に12年12月の衆院選では躍進したが、その後代表の失言や内紛もあって13年夏の参院選では失速。野党間の共闘も進まないままで、低空飛行が続いている。

石原氏との路線対立や従軍慰安婦発言が痛手に

いわゆる従軍慰安婦問題では日本外国特派員協会でも釈明に追われた(13年5月撮影)
いわゆる従軍慰安婦問題では日本外国特派員協会でも釈明に追われた(13年5月撮影)

   日本維新の会は、地域政党「大阪維新の会」を母体に12年9月に国政政党として発足。12年11月には石原慎太郎前東京都知事による「太陽の党」が合流し「第3極」として注目を集めた。直後の12年12月の衆院選では54議席を獲得。だが、その後は石原氏との路線の違いが表面化したり、橋下氏のいわゆる従軍慰安婦をめぐる発言をきっかけに急速に支持を失い、13年7月の参院選では8議席にとどまった。

   各紙野世論調査の政党支持率を見ても、衆院選前後は10%程度あったものが参院選時点では5%程度で推移。半減している。

   維新人気を下支えしてきたのが関西圏の有権者を中心とする橋下氏人気だが、それも衰えを見せている。読売新聞社が9月5日~7日に大阪府民を対象に行った世論調査では、橋下氏の支持率は58%。一見高支持率に見えるが、12年6月の前回調査から14ポイントも下がっている。

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