「みのもんたの朝ズバッ!」「みのもんたのサタデーずばッと」(いずれもTBS系)の出演自粛を発表していたタレントのみのもんたさん(69)が2013年9月13日、神奈川・鎌倉市の自宅前で報道陣の取材に応じた。
9月11日に日本テレビ社員の次男・御法川(みのりかわ)雄斗容疑者が窃盗未遂容疑で逮捕されたことを受け、「このたびは大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と頭を下げた。
「家族の一員、次男という気持ちは切っても切れない」
みのさんは次男について「家族とは言え、30過ぎの男は別の人格。あれこれとやかく言う筋合いのものではないが、どうしても家族の一員、次男という気持ちは切っても切れない」と話し、
「公明正大でなければならない、中立でなければならない報道という局面に毎日立たされるキャスターとして、別人格だからとは言い切れない、深い情愛みたいなものがある。今の私では身びいきになるような立場に立ってしまうのではないかと苦慮した。そういう立場からいったん自粛しなければ事は収まらないと思った。報道番組の司会という立場から一歩外れて推移を見守るべきだと決意した」
と、時折言葉につまりながら自粛の理由を語った。
事情聴取受けたと聞いたのは1週間以上前
次男から事情聴取を受けたという話を聞いたのは1週間以上前で、次男からは、
「警察官に『今キャッシュカードで機械の操作をして、何をしていたのか』と聞かれ、『自分が財布を落として、同じカードが見えたから誰かに使われたんじゃないかと思って』と話した。そうこうしているうちに財布を誰かが届けてくれて、身分確認ができたので帰してもらえた」
と聞いたという。みのさんは「昨日逮捕されたと電話がかかってきて信じられなかった」と心中を明かした。
次男は容疑を否認しているが、「父親としてせがれのことも信じたいし、今の日本の治安を守っている警察も信じたい」と複雑な思いをのぞかせた。
番組降板については「結果が出るまでは自粛と思っている。あとは局の方に聞いて」と言うにとどまった。
フジテレビ系のスーパーニュースによると、みのさんは12日夜は一睡もできず、12年5月に亡くなった妻・靖子さんと話していたという。