男性消防士(25)の全裸写真がフェイスブック(FB)にアップされていることがわかり、山梨県・笛吹市消防本部はこの消防士を自宅謹慎とし現在処分が検討されている。
全裸写真といえば早稲田大学の男子学生(22)が伏見稲荷大社で全裸になり写真をツイッターにアップし騒動になったが、今回の消防士の場合は友人が飲食店内で「盗撮」しその友人が自分のフェイスブックにアップしたものだという。ネットでは「消防士は被害者じゃないのか?」「友人は選ばねば・・」などといった感想が出ている。
友人が経営する飲食店の開店祝いに招待された
笛吹市消防本部に取材をするとあくまで消防士本人の供述だと前置きしたうえで、消防士は2013年の8月中旬に友人が経営するパブ、スナック風の飲食店の開店祝いに招待された。この日は非番だった。滞在したのは午後7時から2時間ほどで、店内で消防士が「爆睡」してしまったのだという。
この時のことは覚えておらず、後にこの経営者の友人がフェイスブックに自分の全裸写真をアップしたことを知った。写真は全裸でソファに寝ていて、腰の部分をクッションで隠しているというものだった。消防士はどうして自分が裸なのか、いつ写真を撮影されたのかわからないと供述している。問題の写真を見る限りではふざけた様子ではなく、本当に眠っているような感じだ。
消防士の裸の写真がフェイスブックにアップされていると外部から消防本部に連絡があり、事実が確認されこの消防士は13年9月11日から自宅謹慎となり今後処分が下される。
このところネットでは悪ふざけ写真をアップすることが相次いでいて、13年9月上旬には早稲田大学の男子学生が伏見稲荷大社の千本鳥居の中で、後ろ向きのポーズを決めた全裸写真が問題となった。この学生はほかの場所でも全裸になっていることがわかりネットで激しい批判にさらされ、大学も厳重な処分を科すと発表している。ただし、今回の消防士の場合は友人が勝手に「盗撮」し、アップしたということのようだ。
「公安職にもかかわらずその意識の低さが問題なのです」
そのためネットでは、
「クソ友人持つと大変だな」
「自分で晒してる訳じゃないんだから別にいいだろ」
「なんで処分されてんの?これじゃあ気に入らないやつを晒せば首に出来るわけ?馬鹿じゃねーの」
などといった同情も出ている。
笛吹市消防本部の担当者は今回の「事件」について、「本当に情けない。申し訳ない」とかなり落胆した様子で、
「消防士を気の毒だとおっしゃる方もおりますが、甘やかすわけにはいきません。公務員でしかも公安職にもかかわらず、その意識の低さが問題なのです。非番だろうが勤務時間外だろうが24時間、自分は金看板を背負っているという意識の中で行動しなければいけません。情けない写真が晒されたことで、みなさんの信用を失ってしまうことになるわけです」
と説明している。