セクハラ民間校長が研修後に復職へ 大阪市教委の人事方針に疑問や批判噴出

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給料をもらいながら、働かずに研修

   同時に、大阪市教委は、男性校長を研修後に復職させる方針だと報じられ、ネット上では、疑問の声が噴出した。

「こんな校長の居る学校に通いたくない」「どこが受け入れるんだよ」「会社勤めでこんなのが明らかになったら普通職場にいられなくなるだろ…」

   市教委の教務部でも、「教育現場に戻すな」といった批判的な意見が、電話やメールで十数件送られてきたという。

   公募採用でも復職させない対応はできないのかについて、教務部の人事担当者は、こう説明する。

「制度上から、復職の方向に持っていくしかありません。しかし、結論ありきで無条件に戻すわけではなく、面接をクリアすれば戻すということです。しっかり研修して、戻れるようにしていくことを考えています」

   教務部によると、男性校長は、2013年9月11日付で更迭された市教育センターでは、服務規程の説明を受け、自らの行為を反省する、といった研修を少なくとも1か月ほどは受ける。とはいえ、税金による給料をもらいながら、働かずに研修だけを受ける形になるわけで、人事担当者も「頭を痛めています」と漏らす。

   民間企業なら、クビにならなければ、他部門に飛ばされる可能性があるが、少なくともそのように制度を改善はしないのか。この点については、「今の段階では、そこまでは言えません」と答えるに留まった。

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