お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(50)の映画監督としての4作目、「R100」が「第38回トロント国際映画祭」に出品されたが、59作品中でダントツの最低評価だったと報道された。
監督した映画は過去3作品とも評価が低く、大きな国際映画祭への出品は「無謀だ」と囁かれていた。また松本さんはネットユーザーにアンチを多く抱えていて、「芸で笑ったことはなかったが、今回は全身全霊で笑いを取ってくれたわwww」といった皮肉交じりの書き込みがネットに大量に出ている。
「全身全霊で笑いを取ってくれたわwww もう映画祭でないでくれ」
東京スポーツなどの報道によれば、カナダの日刊紙として最大部数を誇る「トロント・スター」が有識者3人による「第38回トロント国際映画祭」の作品を最高4つ星で格付けしたところ、59作品中最低の星1つが松本さんの「R100」で、残りの作品の評価は最低でも2つ。星1つ半という映画がなかったためダントツの最下位だった。ちなみに是枝裕和監督(51)の「そして父になる」は星3つ半と高評価を受けている、と書いている。
これを受けネットでは「また松本人志がやらかしてくれたわwww」などと大騒ぎになり、
「うけるwww全身全霊で笑いを取ってくれたわwww もう映画祭でないでくれ、面汚し」
「最近の松本の中で、一番オモロい。『全作品中最低の評価』ww」
「たけしみたいになりたいんだろうが無理無理、元が違う」
「松本信者さえだませなくなってきた。しゃべればしゃべるほど頭の悪さがばれていく。特に映画で完全にメッキがはがれたと思う」
などといった書き込みが大量に出た。実は松本さん、ネットユーザーにアンチを多く抱えている。自分に対する書き込みなどに対し反論を繰り返しているからだ。
「自分が不甲斐ない人生を送っているから、成功した奴、金を持っている奴、有名になった奴、才能のある奴を叩くしかないんですよ」
「あなた、ほんじゃ俺より偉いんやってね。ほなら、あんたはなんで俺より収入も少なくて、俺より女にもモテへんで、俺よりいい家にも住んでなくて、俺よりいい車にも乗ってないんですかって。すべての面で俺より負けてるやん」
などと発言したとされ、怒りをかうことになった。
「R100」は13年10月5日から全国公開
お笑いでは「天才」と評されているが、映画監督としての評価は高いとは言えず、興行収益も芳しくない。とにかくシュールすぎて何を表現したいのかわからないし、シュールな作品に付き物の哲学や思想があるようにも見えない。お得意の笑いもカラ振りが多い。今回の「R100」に関しても記者から今回のジャンルは何か、と質問され、
「精神的3D映画。心の3D眼鏡をかけてもらってもいいかな」
とちょっと意味不明な説明をしている。
新作映画を発表するたびに酷評され、「スポーツ報知」の映画担当記者が年度ごとの最低の映画、監督、俳優を選ぶ「蛇いちご賞」では、97年発表の初監督映画「大日本人」が監督賞に。09年度は2作品目の「しんぼる」が作品賞、監督賞、主演男優賞の3冠に輝いた。11年度は3作品目の「さや侍」が作品賞、監督賞の2冠となっている。ネットでは松本さんの監督としての実力がないのが既に分かり切っているとし、
「いつまで監督を続けるつもりなのか?」
といった疑問が出ている。「R100」は2013年10月5日から全国公開される。