日本と韓国が2018年に韓国の平昌(ピョンチャン)で開催される冬季五輪と、20年の東京オリンピックで成功に向け「全面協力」を行うと2013年9月10日に報道された。
ネットではこの報道に対し批判が渦巻いていて、掲示板「2ちゃんねる」では「ふざけるな!」「韓国に食い物にされるだけ!」などといった書き込みが大量にあふれ盛大な「祭り」に発展している。
冬季オリンピック2度開催の日本は韓国にノウハウを提供
共同通信などによれば、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長と韓国オリンピック委員会(KOC)の金正幸会長が13年9月9日にブエノスアイレスで会談し、18年の冬季五輪と20年の夏季五輪を成功させるため全面的に協力することで合意した、と報道した。日本は冬季オリンピックを2度開催しているためそのノウハウを韓国に提供。韓国は12年のロンドン五輪で日本の倍近い金メダルを獲得した実績があり、両国の選手の交流を進めることで日本選手の実力アップを図ることなどが狙いだと書いている。
両国の政治的関係がしっくりいっていない現状はあるが、スポーツは別で、むしろこうした協力は、
「両国の関係を好転させることができると確信する」
と韓国の金正幸会長が述べているのだ。
朝日新聞も同日付の社説で、五輪は「平和の祭典」だから外交関係が揺れる中国や韓国ともわだかまりなく交流できる雰囲気作りは欠かせないし、18年には平昌で冬季五輪があるからこの好機を逃さずに官民挙げての友好をめざしたい、と手を取り合って互いのオリンピックを成功させようと呼びかけている。
ところがネットでは、朝日新聞の社説とJOCとKOCの「全面協力」の記事について大反発が起こっていて、掲示板「2ちゃんねる」の「祭り」に発展。JOCや共同通信、東京都庁、文部科学省の電話番号やついったーアカウントを晒して「抗議をしよう」など大荒れの状況だ。