追加合格になった5人中2~3人が入学の意向示す
指摘を受けて大学側は調査を開始し、影響を受けた受験生への説明や謝罪をすませた上で、経緯を9月6日になってウェブサイトで公表した。掲載された文章では、
「多くの受験生ならびに関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」
と陳謝している。
「日本史B」は150点満点で、該当の設問の配点は4.5点。受験者全員を正解にした結果、新たに合格基準に達した5人が追加合格になった。武蔵大学広報室によると、5人中2~3人が入学の意向を示しているという。
「全国入試問題研究会」のウェブサイトによると、同様の出題ミスは06年に青山学院大学国際政治経済学部でも起きており、やはり朝鮮戦争について「終わった」と記述していた。試験は06年2月18日に行われ、受験生からの指摘で出題ミスが発覚。該当問題を全員正解にすることを2月22日に発表した。合格発表は2日後の2月24日だったため、後日追加合格者を出すなどの対応は避けられた。