「どちらが美味しいか」を競う「お菓子論争」といえば、明治の「きのこの山」と「たけのこの里」が有名だが、ここに来て新たな戦いが盛り上がっている。
明治が実施した「アーモンドチョコ」(1962年発売)と「マカダミアチョコ」(1976年発売)の「国民投票」だ。今回は僅差でマカダミアの勝利となったが、どちらにも根強いファンがいるらしく、「勝利は当然」「いやいやアーモンドの方が」と言い合いが起こっている。
担当者も「アーモンドが勝つと思っていた」
明治は2013年4月2日から7月31日まで、「明治 アーモンドorマカダミア あなたはどっち派?国民調査」と題して、特設サイトで「○○な時に食べたいのは?」といったお題を毎日1問ずつ出題し、どちらかに投票させるという企画を行っていた。
結果が8月27日に発表されたが、投票総数は何と378万6144票にものぼった。アーモンドが187万4434票、マカダミアが191万1710票で、3万7000票余りの僅差でマカダミアが勝利した。
同社のチョコレート担当者は「『マカダミア』に勝ってほしかったものの、社内では『アーモンド』が勝つのではないかという声が多数でした。接戦の末の"『マカダミア』勝利"という意外な展開と、いまだかつてない程の投票数で、社内でも非常に盛り上がりました」とコメントしており、社員も予想できなかった結果だったようだ。