くまモンがFBで多国語展開 台湾向けには「酷MA萌」名乗る

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   熊本県の「営業部長」ことPRキャラクターのくまモンが、海外への攻勢を強めている。

   くまモンはツイッターやフェイスブック(FB)といったソーシャルメディアでも人気を広げており、このほど中国語(繁体字)英語のFBのページを開設。蒲島郁夫知事がトップセールスを行うのを前に現地での知名度を高めるのが狙いだが、コメント欄には早くも「かわいい!」「部長愛してる!」といった書き込みがあり、滑り出しは順調のようだ。

   上海やパリなど海外出張も増えてきたくまモンだが、蒲島知事が台湾や米国で行うトップセールスにもお供することが決まっている。

蒲島知事は「くまモン人気を活用した県民幸福量の最大化について」と題して講演

蒲島知事と台湾に出張するくまモン。中国語のFBでは「酷MA萌」と名乗っている
蒲島知事と台湾に出張するくまモン。中国語のFBでは「酷MA萌」と名乗っている

   蒲島知事は2013年9月8日から10日にかけて台湾第2の都市、高雄(カオシュン)と台北を訪問。

   高雄では熊本県、熊本市、高雄市の3自治体で「国際交流促進覚書」を締結するほか、蒲島知事がアジア太平洋都市サミットで「くまモン人気を活用した県民幸福量の最大化について」と題して講演。台北では航空会社に対してトップセールスを行う。くまモンは高雄のデパートで特産品をPRする。

   なお、8月には熊本と高雄を結ぶチャーター便が就航しており、10月末までに17往復運航される。

「いいね!」すると壁紙がダウンロードできる

   11月にはニューヨークやボストンに出張。ニューヨークではブロードウェーやセントラルパークにくまモンが「出没」し、ハーバード大では蒲島知事が「くまモンの政治経済学」と題して講演する。

   中国語圏では「萌熊」の愛称でも親しまれているが、今回オープンしたFBでは「酷MA萌」と名乗る。酷は「ku」と読んでcool(かっこいい)の意味。「いいね!」を押すと無料で壁紙がダウンロードできる仕組みで、英語版も中国語版も、すでに350~400の「いいね!」がついている。コメントも続々と書き込まれている。

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