鈴木おさむ「一緒に怒ってくれてありがとう」 キンコン西野「騒動」が夫婦愛深めた?

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   人気放送作家の鈴木おさむさん(41)が、お笑いトリオ「森三中」で妻の大島美幸さん(33)にあてた手紙が日本経済新聞朝刊(2013年9月1日付)や朝日新聞朝刊(9月4日付)の広告中で掲載された。

   「一緒に怒ってくれてありがとう」で始まる手紙で、妻にあてた形をとっている。大島さんは夫の作品を批判したお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さん(33)に激昂したこともあり、この一件が「夫婦愛を深めたのでは」という見方も出ている。

「仕事で傷ついた姿を見て、僕以上に怒ってくれました」

鈴木おさむさんが書いた「手紙」(2013年9月1日付日本経済新聞朝刊より)
鈴木おさむさんが書いた「手紙」(2013年9月1日付日本経済新聞朝刊より)

   この手紙は、近畿日本鉄道の「おかげさまを伝えよう」キャンペーンの広告として掲載された。長さは原稿用紙1枚強ほど。手書きの文字はお世辞にもあまりきれいだとはいえないが、大島さんへの感謝の思いが真摯に綴られている。

   中ほどには、「ある時、僕が仕事で傷ついた姿を見て、あなたは僕以上に怒ってくれました。腹を立ててくれました。僕以上に怒りました。家のリビングで。不思議なものです」というエピソードが紹介されている。鈴木さんが誰によって、何に「傷ついた」のかは触れられていないが、鈴木さんの小説「芸人交換日記」をめぐり、大島さんがキングコング西野さんにテレビ番組上で激怒した騒動を連想させる。

   西野さんは2013年2月、同作品について「ちっとも面白くないし、都合よく乗っかる芸人はもっと面白くないですね」と何の前ふりもなくツイッター上で難癖を付けた。鈴木さんから返信がくると即座に謝罪したが、大島さんは黙っていない。「旦那が落ち込んでんだよ。だったら嫁出てくんだろ。嫁が100倍怒ってやるって話だよ」と約2週間後のテレビ番組で怒りを爆発させた。その後、西野さんは南海キャンディーズの山里亮太さん(36)が黒幕だったと釈明しながらも大島さんに謝罪し、一応の決着。まさに妻が「僕以上に怒った」出来事だった。

仲良し夫婦、過去の流産も乗り越える

   鈴木さんは2002年、初対面の大島さんにプロポーズ。「交際0日」という「超」が付くほどの電撃結婚だったが、2009年には「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、今年で結婚11年目を迎える仲良し夫婦だ。

   大島さんがチャリティーマラソンランナーを務めた「24時間テレビ36 愛は地球を救う」(日本テレビ・8月24~25日放送)では、結婚10周年の際に鈴木さんが贈ったDVDが放送され、大島さんが2008年1月に流産した時のエピソードが明かされた。鈴木さんが録画した映像には、途中のコンビニで買った「あんまん」を泣きながら食べる大島さんが映し出されていた。大島さん自ら「カメラを回して欲しい」と希望したものだそうで、あんまんを食べたのは「(夫の前で)少しでも元気なところを見せたかった」というのが理由だという。

   手紙ではそんな大島さんの言葉も紹介されている。

「結婚式のスピーチとかで、『結婚したら喜びは二倍に。悲しみや怒りは半分に』とか言うけどあんなのうそだ」「愛してる人が腹が立つことがあったら、一緒に腹が立つはずで、そしたら家の中は怒りも2倍になるはずだってことに気づけた」

   鈴木さんは「一緒に怒って貰えると、なんだか怒りがスーっとひいてきて、そのあと、小さなことで笑える。笑顔が戻る」と語っている。インターネットから燃え上がった西野さんとの一件も、2人にとっては愛と絆を深めるスパイスだったようだ。インターネット上でも「素敵な夫婦だぁと感動」「ステキすぎる!こんな夫婦になりたい!!」「感動した。怒りが二倍って、確かにそうかもしれない」といった声が上がっている。なお、鈴木さんのブログ(9月4日)には全文が掲載されており、「一緒に笑うことも大切ですが、一緒に怒ることがより大切だなと感じたり。これ、共感できますか?いまいちピンときませんか?」と読者に投げかけている。

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