車庫・物置・プレハブや車に留まるのはNG
気象庁によると、屋内にいる場合の対策としてはまず最下層に移動する。地下室があればそこへ、なければ1階へ。窓、雨戸、シャッターを閉じ、窓ガラスが割れた場合に飛び散らないようカーテンをひく。そして、なるべく窓から離れた建物の中心部で、丈夫な机やテーブルの下に入るなど身を小さくして頭を守る。とくに木造建築の場合は、窓のない風呂場やトイレに逃げ込むことも有効だという。
屋外にいる場合は、飛来物に注意する必要がある。コンクリート製など頑丈な建物に避難するのが第一だが、そういったものが見当たらない場合は、近くの水路やくぼみに身を伏せ、両腕と頭と首を守る。
気をつけなければいけないのは、逃げ込むといっても車庫・物置・プレハブを避難場所にしないことだ。橋や陸橋、電柱・太い樹木などの下も避ける。アメリカの竜巻など大災害対策を担当する政府機関・連邦緊急事態管理庁(FEMA)によると、それよりは低地の開けた場所を探したほうが安全だという。また、FEMAは決して車で逃げようとせず、すぐに降りて安全な場所へ避難することも勧めている。