宮崎駿監督の「引退宣言」は本当なのか ネットでは「これで何度目?」「引退後の新作楽しみ」

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暫くすると心身が充実し始めて「また製作したい」

   なぜ何度も引退宣言をしながら結局は新作を世に出し続けるのだろうか。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが2003年3月28日付けのスポーツ紙のインタビューに語ったところによれば、

「毎回、全身全霊を打ち込むから、そうなってしまうのですよ」

とうことだという。「本人には、だます気などさらさらない」というのだ。

   映画の完成、そして公開まで疲労困憊の極地に至ってしまい、季節すらわからなくなり、ハリやマッサージをしても効き目がない状態になる。心身が安定するのに数ヶ月もかかるのだという。つまり、全て出し切ってしまってこれ以上の製作は無理だと「引退宣言」してしまうが、暫くすると心身が充実し始めて「また製作したい」と思うらしい。

   今回の引退発表はイタリアで開催中の第70回ベネチア国際映画祭公式会見で、スタジオジブリの星野康二社長が2013年9月1日、「『風立ちぬ』を最後に宮崎駿監督は引退することを決めました」と明らかにしたもの。映画の中でクリエーティブな期間は10年しか続かないという意味のセリフがあるが、宮崎監督は「自分の10年はとっくに終わっている」と語っているのだそうだ。宮崎監督は13年9月6日に都内で記者会見を行うが果たしてどんな発言となるのか注目されている。


   (編集部注、2017年5月29日更新)宮崎駿監督の発言として引用していたコメントに、誤りが含まれておりました。本文中にある「『ハウルの動く城』の時に映画製作に情熱が持てなくなり『ここ数年で最高の辞めどき』と語った」は、宮崎監督の発言ではありませんでした。この部分を削除し、関連する箇所を訂正します。

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