IG証券って何者?「バイナリーオプション取引」で脚光、露出度高まる

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取引期間に規制、「2時間未満」は禁止

   そんなバイナリーオプション取引は2013年12月1日から、取引期間(時間)に規制がかかる。これまでは規制されていなかったが、投資家保護を理由に、数分後といった超短期の騰落を予想させるのをやめ、バイナリーオプションの購入開始から損益が確定する判定時刻までの時間を、「2時間以上」にした。

   「バイナリーオプションはギャンブル性が高い」との指摘を受けて見直していた金融庁は、「投機的な取引を禁止するのが狙い」という。円安局面が続くなか、個人投資家の関心が高まっており、新たな規制で市場環境を整える目的もある。

   現在、バイナリーオプション取引に参入している業者はIG証券など10社で、12月1日までにシステムを整備する。新規参入を希望する業者は、参入時にシステムを整備していることが前提だ。

   バイナリーオプション取引の市場規模は、2011年1~3月期に約1300億円だった出来高が12年7~9月期には2000億円の大台に達し、13年1月~3月期には2400億円台に乗せ、急速に伸びている。FXやCFD取引が伸び悩んでいることから、FX業者らが新たな収益源として続々参入。IG証券としては露出度アップで、今のうちに顧客基盤を固めたいようだ。

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