バカッターで「人生詰んでしまった」若者たち 続々損害賠償請求に踏み切る企業が...

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   この夏、「バカッター」騒動が各地で相次いだ。さすがに夏休みが終われば、多少は沈静化するだろう――とはITジャーナリストの井上トシユキさんの見立てだが、騒動を起こした当人たちにとってはむしろこれからが「針のむしろ」。企業からの重いペナルティーが待っている。

   ステーキレストラン「ブロンコビリー」が元従業員に損害賠償を求める方針を示したことが話題を呼んだが、これに限らず多くの「被害企業」が、「犯人」たちを厳しく追及する姿勢を見せる。

ステーキ店閉店で多額の損害賠償が...

複数の企業が「バカッター」への反撃を検討している(写真はブロンコビリーの発表文)
複数の企業が「バカッター」への反撃を検討している(写真はブロンコビリーの発表文)

   東京都のブロンコビリー足立梅島店の18歳従業員が、「バカッター」写真を投稿したのは2013年8月5日だ。キッチンの大型冷蔵庫に体を突っ込み、おどけた表情を浮かべた1枚はたちまちツイッター上で炎上、翌6日には店舗の休業、さらに12日には閉店が決まり、さらには、

「不適切な行為を行ったアルバイト従業員に対し、本件に関する損害賠償の請求についても検討しております」

という発表までもが出た。迅速かつ厳しい対応に一部では「やりすぎ」との声も上がったが、ブロンコビリー側の姿勢は揺らがない。担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「現在検討を続けている途中です。やるならば、すべてひっくるめて、という話になりますから」。ちなみに「女性セブン」の9月12日号によれば、問題の店員は「怖くて外に出られない」と、家に閉じこもっている状態だという。

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