失業率3.8%、2か月連続で低下 有効求人倍率は5か月連続上昇 7月

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   総務省が2013年8月30日に発表した7月の完全失業率(季節調整値)は3.8%で、前月に比べて0.1ポイント低下した。2カ月連続の改善で、リーマン・ショック当時の2008年10月(3.8%)以来、4年9か月ぶりの水準に下がった。雇用全体について、「持ち直しの動きが続いている」と判断している。

   女性の完全失業率は、前月比0.2ポイント低下の3.3%。1997年9月以来、15年10か月ぶりの低水準。男性は0.1ポイント上昇して4.2%だった。

   完全失業者数は男性が159万人で前月より2万人増えたのに対し、女性は92万人と6万人減った。

   一方、厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇の0.94倍と、5か月連続で改善した。0.9%台は3か月連続。円高是正に伴う景気回復を背景に、2008年5月の0.95倍以来の高い水準となった。

   雇用の先行指標となる新規求人数は0.0%減と3か月ぶりのマイナスにはなったものの、ほぼ横ばいを維持した。新規求人倍率は0.03ポイント低下し1.46倍だった。新規求職申込件数が2.1%増えたことが影響した。

   職業紹介や労働者派遣業などを含む「サービス業(他に分類されないもの)」が19.6%増、理美容や旅行などを含む「生活関連サービス業・娯楽業」が17.0%増、製造業は12.6%増となった。

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