連続優勝に貢献、ファンサービスに積極的で心つかむ
マンUファンと思われるユーザーも黙っていなかった。「モイズ(監督)は今週末の試合で香川を使えよ」「ベンチに置いておくにはもったいない」と起用を望む声だ。日本のファンも参加しているが、むしろ「香川愛され過ぎだろ」とビックリした様子を隠せない。
「ロゴ」まで誕生した。香川選手が檻に閉じ込められているようなイラストが、ツイッターで出回る。「マンUから救い出せ」という意味のようだ。当初の勢いは収まったとはいえ、8月29日現在も書き込みは続いている。
既に移籍した選手にここまで愛着を寄せるのも珍しいと石井氏。「香川選手が在籍していた2年間で、ドルトムントは中堅チームからトップクラスに飛躍しました。香川選手自身も大活躍で、連続優勝へ貢献度が高かった。だからこそ、いまだにファンの心をつかんではなさないのでしょう」と話す。ファンサービスに積極的だった姿勢も、好印象を残しているようだ。
公式戦2試合を消化しただけで、今季の香川選手の動向を断定するのは早すぎる。石井氏も「すぐに移籍うんぬん、という話になることはない」と明言する。当面は様子見となるだろうが、監督の方針がずっと変わらず、ピッチに出られない不遇の日々が続くとすれば、熱烈なファンの待つ古巣に電撃復帰するというシナリオが現実味を帯びてくるかもしれない。