「日本のリーダーには(歴史問題に関して)深い省察と、未来へのビジョンが必要だ」といった異例の「日本批判」発言で物議をかもしていた国連の潘基文事務総長は2013年8月28日、オランダのハーグで記者会見を行い、日本側からの「誤解」に対し遺憾の意を表明、日本をことさらに批判する意思はなかったと釈明した。同日にはオランダ訪問中の松山政司外務副大臣と会談し、「私の発言は中立的なもの。日本のみについて指摘したものではない」と述べた。これを受けて菅義偉官房長官は29日の会見で、「真意は明らかになった」として釈明を受け入れる考えを示した。
一方で潘事務総長は同じ28日、ハーグ密使事件に参加した「抗日烈士」李儁(1859~1907)の記念館を訪問した。韓国SBSは「烈士の抗日愛国精神を称えた」と報じている。