国土交通省による2013年7月時点の地価動向調査によると、調査対象の3分の2にあたる99地区が3か月前に比べて上昇した。8月27日に同省が発表した。景況感の改善で三大都市圏の地価の回復が続いたほか、住宅需要の拡大を追い風に地方都市でも地価反転の動きが出始めていて、地価上昇の動きが全国に広がってきた。
7月は住宅地の7割にあたる31地区、商業地の64%にあたる68地区の地価が上昇を記録。大都市圏の地価が引き続き堅調だが、地方圏でも15地区が上昇し、2008年秋のリーマン・ショック以降で初めて下落(6地区)を上回った。
なお、調査は全国の主な商業地と住宅地の合計150地区で3か月ごとに行う。