出版社自らカミングアウトし平謝り 読者プレゼント2年間発送されないまま

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   秋田書店による読者プレゼント当選者水増しが発覚した影響か、都内の出版社が2年もの間、プレゼントの発送を放置していたことをカミングアウトし、平謝りにあやまっている。

   謝罪したのは、コミック誌やアニメ書籍などを発行する一迅社(東京都新宿区)。

9月下旬に発送開始、10月中旬発送完了

   同社がインターネットのホームページに掲載した告知によると、発行する「コミック百合姫」の2011年7月号と11月号でそれぞれ100人ずつ、同誌に「ゆるゆり」を連載する漫画家、なもりさんの直筆サイン色紙をプレゼントする企画を掲載したが、当選者への発送がいまだ実施されておらず「現在、作業を進めて」いるという。短い告知のなかで「お詫び」「申し訳ございません」を繰り返した。

   なもりさんは23日、自分のツイッターで一迅社の告知を引用してリンクを掲載。さらに読者やフォロワーに謝罪したうえ「百合姫編集部さんとお話しさせていただき、告知されているスケジュールで発送が完了できるようお願いしました。皆様もう少しお待ちください」とつづった。同編集部では「9月下旬の発送開始、10月中旬の発送完了を目指す」としている。

   百合姫の中村成太郎編集長は24日にツイッターで「なもり先生に非はございません。当編集部にて責任を持って作業させていただきます」とし、こちらでも「お詫び申し上げます」「申し訳ございません」と繰り返した。編集部によれば、編集長は「取材出張」とのことで、26日は連絡が取れなかった。

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