薬物中毒で「下着一枚で道路に出ていくことも」 兄が明かす華原朋美の「どん底」

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フィリピンに単身赴任中の父が救った

   薬物に依存していた当事の華原さんについて、2013年8月21日発売号の『週刊文春』、エイベックス松浦勝人社長の「女とクスリ」特集でも触れられている。関係者の証言として、

「完全にラリっていて、夢遊病のように歩いている。ちょうど彼女が小室(哲哉)さんに捨てられたときだったらしく、精神的にショックでおかしくなっていたみたいで、なかば廃人のように見えました。目がトロンとして、口元もダランとゆるんで、あっち行ったりこっち行ったり」

というコメントが掲載された。

   薬物依存の華原さんの転機になったのは、フィリピンに単身赴任中の父から「頑張っていきたいと思うなら、お父さんのところにおいで」というメッセージだった。退院したその日に父のもとへ飛び、父のボランティア活動を手伝い、貧しい子供にプレゼントを届けたり炊き出しをした。そのうちにだんだんと薬が抜けていき、「自分は何をしたいんだろう。どうしたらいいんだろう」と考え、歌いたいと再び思うようになった。

   帰国後は忠道さんの経営する高齢者用住宅でボランティアを続ける傍ら、カラオケボックスでひとりで録音した自分の歌のCDを、解雇された事務所に送り続け、2012年12月に5年半ぶりに芸能界に復帰を果たした。24時間テレビでは「I'm proud」を歌い、支えてくれた家族に感謝した。

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