「引き続き好調に伸びていくだろう」との見方強まる
さらに、14年4月に予定されている消費増税が市場全体を後押しし、好調な売れ行きに結びついているといえそうだ。一方、消費増税を前にした駆け込み需要については、「政府の減税措置など政策効果が働いており、激しい駆け込み需要は今のところ見えない」(業界関係者)との指摘が支配的だ。
今後の販売動向については、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」効果による景気回復傾向もあり、「引き続き好調に伸びていくだろう」(業界関係者)と前向きな見方が広がっている。 ただ、やはり懸念されるのは金利の動向だ。同研究所は「仮に、金利が想定以上に上がれば、市場が崩れる恐れもある」とする。「今のうちに急いで買おう」と動き出している人たちが、金利の大幅上昇となれば、逆に購入をあきらめる行動に切り替わる可能性もあるためで、アベノミクスが所得増につながるかが大きなカギとなる。