ゲリラ豪雨のせい? 池袋PARCOで「天井が抜けた」「浸水した」と騒ぎに!

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   連日の猛暑が続いている東京都心をゲリラ豪雨が襲った。2013年8月21日、大雨洪水警報が出るほどの激しい雷雨のなか、池袋PARCOで水漏れ・浸水騒ぎがあったと、インターネットで話題になっている。

   池袋PARCOはホームページやツイッターで、「昨日8/21(水)は水漏れにより、一部店舗が営業休止となり皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました」とお詫び。22日は通常どおり営業した。

「水漏れの原因は現在、究明中です」

ゲリラ豪雨の影響なのか? 池袋PARCOは水漏れ被害に。(画像はPARCOのWEBサイト)
ゲリラ豪雨の影響なのか? 池袋PARCOは水漏れ被害に。(画像はPARCOのWEBサイト)

   8月21日のゲリラ豪雨は、東京都が設置した練馬区上石神井の雨量計が30分間に92ミリの局地的大雨を観測するなど、大雨と落雷の影響で東京都や神奈川県、静岡県で16時以降に延べ2万4000世帯が一時停電する被害が出たほか、一部に道路の冠水や住宅などへの浸水被害をもたらした。

   そうしたなか、東京・豊島区の「池袋PARCO」で水漏れ・浸水被害が発生。ゲリラ豪雨があった時間帯が夕方で、帰宅途中に立ち寄ったお客が少なくなかったことから、その場に居合わせたネットユーザーらがツイッターなどでつぶやいた。

「池袋のパルコ、天井?抜けて 雨流れ込んでやばい!!!」
「PARCO、ゲリラで破壊された」
「池袋PARCOの地下の天井が雨で落ちた! すごい音した、びびった(ママ)」

   こんな「つぶやき」とともに、被害のようすを示す写真を配信。そこには水浸しの床や濡れて変色する壁、階段を流れ落ちる水、たわむ天井が生々しく映し出されている。

   おそらく、居合わせた人たちのほとんどの人がゲリラ豪雨による被害とみていたが、一夜明けた8月22日、PARCO広報IR室は水漏れの原因について、「現在、原因を調査中ですが、必ずしもゲリラ豪雨が原因ではありません」と話している。「近隣のビル工事の影響がある」という。

   「こんなことは初めて」と驚くが、お客への被害はなかった。現在、濡れて塗装がはがれたり、天井がたわんだりしている個所は修復中。また、商品の一部が濡れる被害があったが、「被害総額などについては確認中です」としている。

東京のゲリラ豪雨、「まだある!」

   民間気象会社のウェザーニューズがこの夏(2013年7月23日から8月15日まで)のゲリラ豪雨の発生回数を調査したところによると、隅田川花火大会が初めて中止になった7月27日をはじめ、東京で77回、関東南部では300回のゲリラ豪雨が発生。2012年と比べて、全国で2.7倍増え、関東南部で4.5倍増となり、東京ではじつに6.4倍に増えたことがわかった。

   太平洋高気圧の勢力が弱まり、関東南部などでは上空に湿った空気が入り込んで大気が不安定になった。さらに連日の暑さで上昇気流が発生しやすくなり、雨雲が多く発生したという。

   同社によると、8月下旬~9月上旬の発生回数は西日本から東日本を中心に増加する傾向で、15日以降全国で前年比1.6倍増とみている。今後のゲリラ雷雨の発生回数は、関東地方で130回前後、東海地方で150回前後、近畿地方では110回前後と予想する。

   関東地方では8月22日も局地的な大雨が予想され、しばらくはゲリラ豪雨に要注意のようだ。

姉妹サイト