国内LCC、お盆の搭乗率伸び悩む エアアジアは新ブランド「バニラ」で仕切り直し

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LCC利用は「西高東低」

国内のLCCでは「ピーチ」が一人勝ち状態だ(写真は7月末から就航している「ルネガール」ラッピング機)
国内のLCCでは「ピーチ」が一人勝ち状態だ(写真は7月末から就航している「ルネガール」ラッピング機)

   さらに、LCCの中でも明暗が分かれているようだ。JTB総合研究所が13年6月下旬から7月上旬にかけて12年以降に飛行機で旅行をした関東・関西の人を対象に行った調査によると、国内線LCCを利用したことがある人の割合は11.5%にのぼった。その内訳を見ると、見事に「西高東低」だ。関西在住者では18.8%にのぼったのに対して、関東在住者は8.3%にとどまった。この傾向は実際の搭乗率にも反映されている模様で、4~7月でピーチが8割を超えているのに対して、残り2社は6~7割にとどまっている模様だ。その意味では、関西国際空港に拠点を置くピーチの「一人勝ち」だとも言える。

   実際、「負け組」だとも言えるエアアジア・ジャパンは「仕切り直し」を余儀なくされた。同社はマレーシアのLCC、エアアジアとANAホールディングスの合弁会社だったが、収益があがらないことなどを理由にエアアジアが資本を引き上げたためだ。13年10月26日まではエアアジア・ジャパンのブランドで運航し、一旦運休した上で、12月下旬に新ブランドで運航を再開する。

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