広島・長崎に投下された原爆についての歴史資料が、グーグルのウェブサイト「Google歴史アーカイブ」で2013年8月19日からオンライン展示されている。
「歴史アーカイブ」では2012年10月から、各国の博物館・資料館などと提携し「20世紀の歴史的瞬間を物語る写真や文書、動画」などの資料を公開している。今回、広島平和記念資料館、長崎原爆資料館と新たに協力し、原爆がもたらした被害の様子を伝える写真などを紹介する。日本の資料が歴史アーカイブに登場するのはこれが初。
ページ開設にあたり岸田文雄外相は、
「今回、『デジタル展示』という新しい手法により、核兵器使用の惨禍の実相を幅広く国内外に伝えていただくことは、我が国の道義的責務に合致するものであり、特に戦争の時代を知らない若者や海外の方など、一人でも多くの方々に核被害の実相・悲惨さを感じ取っていただけることを期待しています」
とのコメントを寄せている。