「なんだか微妙に残念」と落胆の声も
要するに、「20階までしかエレベーターがない」というのはまったくのガセだった。一体なぜこんなことがおこったのか。騒動の発端となったEL PAIS紙の記事では、In Tempoには「作業員用のリフト」と「47階建てに十分なエレベーターシャフトスペース(エレベーターを通すための空間)」がないとは書いてある。しかし、エレベーターがないとの記述は見受けられない。どうやらエレベーターの「広さ」あるいは「台数」が足りないと言いたかったようだ。この舌足らずのスペイン語記事を英GIZMODOの記者が誤読した結果、世界中に大誤報が広まってしまったというわけだ。
ネットでは、誤報とはいえもとのニュースを面白がっていた人も多かったようで、真相が分かると、
「なんだか微妙に残念に思っている自分の存在を認めざるを得ない…」
「しまった。のってしまった」
などと落胆する声も出ていた。