ドイツ人は欧米以外を認めない!? 「世界一嫌韓」「アジア・南米・アフリカに悪印象」とBBCの調査結果

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ドイツには「東洋人に対する蔑視が潜在的にある」?

   しかし、ドイツ人が悪印象を抱いているのは韓国だけではなかった。

   他の16の国・地域のデータを見てみると、ドイツで「良い影響」が「悪い影響」を上回っているのは、イギリス(良:48%、悪:19%)、EU(良:59%、悪:21%)、ドイツ(良:64%、悪:8%)、カナダ(良:51%、悪:11%)、フランス(良:48%、悪:21%)と欧米の国・地域だけ。アメリカ(良:35%、悪:39%)はわずかに「悪い影響」が上回ってしまったが、日本をはじめとしたアジアと、アフリカ、南米の国・地域については全て「悪い影響」が大幅に上回っている。

   ドイツの「欧米以外嫌い」について、ミュンヘン出身で日独ハーフの作家、サンドラ・ヘフェリンさんのサイト「ハーフを考えよう!」にヒントとなりそうな記述があった。

   ドイツでは小学生の古典的ないじめとして、アジアの言語をバカにした「チン・チャン・チョン!」という冷やかし、目を吊り上げる仕草、「日本では犬を食べるんでしょ?」などというしつこい攻撃があるという。

   この問題についてサンドラさんは「東洋人に対する蔑視が潜在的にある」「私が日本人と一緒に行動すると、あまり対応のよくないウエイターが、私が背が高い金髪系のドイツ人と行動すると対応がよかったり」「ドイツでは背が高くて横に太っていればいるほど良い、声もでかければでかいほど良い、気も強ければ強いほど良い、みたいな概念が確かにあります」と書いている。一概には言えないが、こうした潜在意識が調査結果に反映されてしまっているのかもしれない。

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