北朝鮮とキューバの親密な長い歴史 「カラシニコフ銃10万丁受け取る」カストロ明かす

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ソ連からの三行半は「最小限の同志にしか知らされなかった」

   三行半を突きつけられたに近いと言えるが、このことは極秘にされた。

「敵に知られると非常に危険なので、このことは最小限の同志にしか知らされなかった」

   ここで助け船を出したのが北朝鮮で、カストロ氏は

「別の友人に対して、キューバ兵100万人を出動させるのに必要な武器の提供を依頼することにした。経験豊かで非の打ちどころがない戦闘員の金日成同志は、1セントも要求することなく、AKライフル(カラシニコフ)10万丁と、附随する弾薬を送ってきた」

と説明。故・金日成主席を「同志」という言葉を使って称賛した。

   キューバと北朝鮮との関係をめぐっては、13年7月にパナマ運河を航行中の北朝鮮船籍の貨物船が拿捕され、積み荷に地対空ミサイルシステム2セット、分解されたロケット9基、ミグ21型機2機などの武器が発見されたばかり。この問題でも、キューバの北朝鮮に対する配慮がうかがえる。キューバ政府は、「旧式の武器を修理するために北朝鮮に運んでいた」と説明し、カストロ氏は13年7月のキューバ革命60周年を記念してラテンアメリカ各国の大統領に送った書簡の中で、拿捕について「革命を中傷するための試みだ」と非難している。

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