シャープに光明
一方、NTTドコモの「ツートップ」戦略以降、端末メーカーのスマホ事業は苦しくなっている。NECはスマホ事業から撤退することを決め、パナソニックはNTTドコモに対して、冬の商戦のスマホ供給を見送る方向で検討している。
それでもNTTドコモは「特定機種を重点販売する『ツートップ』戦略を基本的に踏襲する」考えを崩していない。
ただ、経営再建中のシャープにとって、「アクオスフォンZETA」がNTTドコモの冬の商戦で「採用」されれば、業績回復に光明がさしてくる。
シャープのスマホ販売は4~6月期に落ち込んだが、年末から年度末にかけての最大商戦でNTTドコモの後押しがあれば、勢いがつく。
ドコモの冬の商戦で最終的に選ばれるのはどこか。もしサムスンが外れると、日韓関係にも影響が波及することも考えられそうだ。