「あずきバーは凶器になるので規制すべき」「マイナス20℃の世界じゃなくても釘が打てそうなくらい固いので要注意」
井村屋の大人気アイス「あずきバー」が固すぎてうかつにかじると歯が折れてしまうとネットで話題になっている。
歯医者「それは仕方ないですね。夏場は多いんですよ、あずきバーに負ける人」
きっかけになったのは、あるツイッターユーザーのこんな投稿だ。
「歯医者『どこかにぶつけた?』
俺『あずきバーを…』
歯医者『それは仕方ないですね。夏場は多いんですよ、あずきバーに負ける人』」
井村屋のあずきバーは今年40周年を迎えたベストセラーだ。年間約2億5000万本の売り上げを誇り、高齢層にも人気が高い。かなり固いことで有名で、その理由は原料をゆであずきと小豆、水あめ、コーンスターチ、食塩だけにし、無着色・無香料にこだわっているためらしい。乳脂肪を含まず、空気もほとんど混入されていない。公式アカウントによれば「ぜんざいをそのままあずきにする」という発想から生まれたそうで、要はゆであずきを凍らせたものだそうだ。
あずきバーが固いと思っている人は多かったようで、冒頭のツイートはネットで1万回以上リツイートされた。そして、くだけた言動で人気を博している井村屋公式ツイッターアカウントの耳にも入ってしまったらしい。
この公式アカウントはあろうことかこのツイートを引用し、「ビクッ!!」と反応、「あ、あずきバーは固いから歯には気をつけてね!あと、袋から出してすぐは唇や舌にひっつく時もあるから、それも気をつけるんだよ(ゝω・)」と注意喚起をおこなった。
あずきバーの固さが「公認」されたわけだ。
「義歯は注意だなww」「歯の弱い方はご注意ください」
実は、あずきバーの袋の裏側にも
「固く凍っております。お召し上がりの際、歯の弱い方はご注意ください。また、冷凍庫から取り出した直後にお召し上がりいただく場合は唇や舌にくっつく事がありますのでご注意ください」
との但し書きがあり、固いという認識は井村屋の社内にあるらしい。
ただ、冒頭にあったように本当に歯が欠けてしまうのかは不明だ。
ツイートをした本人によると「(歯が)欠けはしたけどあずきバーが原因ではない。あずきバーは出血する程度だった^(・_・)^」と、歯が欠けた本当の原因はべつにあるとしている。また、井村屋の公式アカウントも「うーん、なんとも言えないのですが、でも本当に固いのでお気をつけ下さいませ」とだけコメント。一方、「あずきバーに負けて差し歯が取れたことがありますよ。。。」と訴えが寄せられたことについては、「m(._.)m申し訳ない…」とうなだれていた。
ネットでは一連のやり取りに対して、「義歯は注意だなww」「あー、確かに固いね。でも好き」「確かにあずきバーは固いですね。美味しいけど」「あずきバーは美味い。歯が欠けても悔いは無し」と笑い混じりの反応が相次ぐ。
また、「最初っから歯が立たないんで常温でチョイ溶かしてから食べてる (^_^;)」「あずきバー、家の母は5秒水にさらしてから食べてました。今日やっと理由が解りました」「電子レンジに入れて弱(200wくらい)で5秒だけチンする」など、やわらかく食べるための方法も披露されていた。