2013年8月14日未明、フランクフルトへ向かうために羽田空港に駐機していた全日空(ANA)のボーイング787型機の点検中、エンジン用消化装置の配線に不具合が見つかった。全機を点検したところ、さらに2機で同様の不具合が見つかった。フランクフルト行きは修理のため、出発が約1時間40分遅れた。
同様に787を運航する日本航空(JAL)も点検を始めており、現時点では異常は見つかっていない。そのうち1機は成田からヘルシンキに向かって飛行中だったが、点検のために成田に引き返した。
今回ANA機で見つかった不具合では、2つあるエンジンの片方で火災が発生した場合、もう片方のエンジンの消火装置が作動する可能性がある。