韓国の大手家電メーカー「LGエレクトロニクス」が開催したイベントで、約20人のけが人が出る騒ぎがあった。
スマートフォンの新製品が無料になるクーポンほしさに乱闘のようになり、中にはエアガンを使用した人までいたという。
韓国ネット民「乞食市民の意識が問題」「無料ならどこでもありえる」
聯合ニュースの報道などによると、問題のイベントが行われたのは2013年8月9日、ソウル市内の公園だ。「空からG2が降ってきたら」をテーマに、8月8日に発表した最新スマートフォン「LG G2」(小売価格95万ウォン、日本円で約8万1000円)の引換券をぶらさげた風船を空に飛ばした後、地面に落ちた風船に付いた引換券を持ってきた人にG2をプレゼントするという企画だった。
イベントはツイッターやFacebookなどのSNSで告知され、大勢の人が集結。風船をゲットするため躍起になって他の人に体当たりする人も出て、約20人がけがをしたという。風船を撃ち落とすために、遊び用の小さな弾丸「BB弾」を発射するエアガンを使用した人までいたそうだ。
参加したという人のブログによると、大々的な告知で大勢集まることが想定されたにもかかわらず、警備員はわずか20人ほどだったという。
LGは負傷者への補償を計画しているほか、釜山など全国の主要都市で今後開催予定だった同様のイベントを全て中止とした。
この騒ぎに対し、韓国のネットユーザーからは「いや金払って買えよ」「企業の問題でなく、乞食根性に満ちた低俗な市民の意識がより問題では…」「無料ならどこでもこんなことは起こるものだ」など賛否両論上がっている。