日本高校野球連盟(高野連)などで作る夏の全国高校野球大会本部は2013年8月12日、今後、近畿地方で緊急地震速報が発表された場合、直ちに試合を中断することを決めた。
選手と観客の安全を確保するため。
8日、気象庁は近畿を中心にした広い範囲で強い揺れが予測されるという緊急地震速報を発表したが、兵庫県西宮市にある甲子園球場では夏の全国高校野球の試合が続けられ、観客への周知もなかった。
震度1以上の体に感じる揺れは観測されなかったものの、大会本部では緊急地震速報が発表された時の対応を決めていなかった。そのため、大会本部からネット裏にいる幹事審判委員を通じて球審に伝え、球審が直ちに試合を中断することや、観客に対して電光掲示板や場内アナウンスで速報を伝え、その場で待機するよう求めることなどを決めた。