尾木ママ「万引きしても優しく声かけて」 「叱らない子育て論」がネットで論議に

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   「万引きしても怒鳴らず、『どうしたの?』と優しく声をかけて」。尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんが、福井市で行った講演でこう語ったと報じられ、ネット上で議論になっている。

   尾木直樹さんは、学校が夏休みに入ってから全国各地で子育てなどのテーマで講演を続けている。福井市内で2013年7月31日に行われた講演では、「愛とロマンの子育てトーク」がテーマだった。

「そこは叱れよ」「メリハリは必要」との声多く

   その様子を報じた福井新聞によると、尾木さんは、ほめてあげることで自己肯定感が育つとする「叱らない子育て」の持論を披露した。そして、次のように呼びかけたそうだ。

「例えば万引きで捕まったときには褒められない。そんなときにも怒鳴らず、魔法の言葉『どうしたの?』を優しく声かけして」

   尾木さんは、子どもが自立するには一定量の愛情が必要で、幼いうちはそれをたっぷり注いでほしいとも訴えた。

   福井新聞の記事は、ネット上で次第に話題になり、尾木さんの考え方に疑問の声も上がるようになった。

   万引きは犯罪だとして、「いやいや、そこは叱れよ」といった指摘が相次いだのだ。また、「悪いことを悪いとも思わない最近のDQNになるだけ」「それで社会に出て上司にちょっと叱られてすぐ辞めるっと…」などの意見もあり、「何事にもメリハリは必要じゃない?叱るときは叱る、誉めるときは誉める」との声が多かった。

   もっとも、尾木さんを支持する声もあり、「頭ごなしに叱るのはダメだ、って事を尾木は言いたいんだろ」「怒るのは理由聞いてからでも遅くないだろうよ」といった書き込みがあった。

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