維新と自民は「付かず離れず」続く
また、自民党と維新は「付かず離れず」といった状態が続いている。例えば橋下氏と松井一郎幹事長(大阪府知事)は参院選の1か月ほど前の6月6日、首相官邸で安倍晋三首相と菅官房長官に面会している。米軍新型輸送機MV22オスプレイの訓練を八尾空港(大阪府八尾市)に一部移転させる提案が主な話題だったが、それ以外の政策について議論された可能性もある。
菅官房長官は、堺屋氏が日本維新の会のブレーンだという点については、
「自民党政権の小渕内閣で大臣を務め、森内閣では特別顧問を務めた。非常に経済に精通しており、きわめて成長戦略を最優先にする安倍内閣にとって、大事な助言をしていただけるだろうと考えてお願いした。様々な参与とか、様々な分野で皆さまがそれぞれに活動していると思うが、安倍政権としては、その成長戦略の経済政策に、是非堺屋さんの知見をうかがって、何としてもデフレを脱却したい」
と述べ、堺屋氏から成長戦略についての知見を得ることの重要性を改めて強調した。