「批判に動じず、安倍首相は改革を成し遂げる必要があります」
この経歴だけをみると、安倍内閣とは多少距離があるように見えるが、堺屋氏は基本的にはアベノミクスを後押しする立場で、「週刊現代」13年5月4日号では、
「アベノミクスにとって最大の難関は、『第3の矢』と呼ばれる成長戦略の実現です。第11の矢・金融緩和、第2の矢・財政出動までは、出来合いの矢を番(つが)えて射るようなものです。しかし、第3の矢は、既得権を外して造らねばならない。そこでは既得権益集団の大きな抵抗が予想されます。その中心となるのが、官僚システムです」
と分析。官僚機構の動向に左右されないように注意を促しながら、
「批判に動じず、安倍首相は改革を成し遂げる必要があります」
とまで述べている。