枕営業なんてなく、最近のテレビ業界は「女より金」
伊藤さんは放送翌日の13年8月5日に更新したブログで、「放送を見て、捉え方は人それぞれ違うとは思いますが、意外と地味に地道にオーディション受けてコツコツ頑張ってますよ!」と改めて「枕営業」を否定した。
自身は「やっていない」と言い張るが、アイドル界隈で「枕営業」が横行している実態は本当にあるのだろうか。芸能評論家の肥留間正明さんに聞くと、「正直、今はほとんどないと思う」と意外な答えが返ってきた。
昔は確かにそういう話も聞いたが、ここ10年ほどでテレビ業界は「女より金」という空気になっているという。今は芸能事務所がギャラの10%の金額をプロデューサーに商品券などで贈る「10%返し」という慣例があり、女をあてがえば仕事につながるという甘い世界ではなくなってきているそうだ。
本当にギャラが安く、10%を返すにしても大した金額にならないような無名のアイドルなら、オプションで性的な接待も付けるかもしれないが、むしろそういったアイドルは「枕営業」より都心のキャバクラで生活費を稼ぎ、その中で客と援助交際のような状態に発展していくというケースが多いという。少なくとも大手のプロダクションはキャバクラ勤務も含め、若いアイドルにそういうことはさせないとのことだ。
今回の伊藤さんの発言に関しては「番組を面白くしようとして、事務所がそういう風に言わせたのではないか」と見ている。