神戸の老舗書店も閉店 後継者不足、ネット販売に押されて経営不振

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消費増税がとどめを刺す?

   中小書店が減少する原因は、後継者不足のほか、アマゾンや楽天などのインターネット販売(電子書籍を含む)や、BOOKOFFをはじめとした中古書店や大型書店の相次ぐ出店がある。

   なかでもネット販売の売上増は、町の書店に影を落としている。たとえば、アマゾン・ジャパンのネット書店の売り上げは2011年度が1920億円で前年比23.1%増。アマゾンと直取引契約している出版社は1460社以上になった、とされる。

   「今すぐ、本が読みたい」となれば、電子書籍でなくても翌日には本が手元に届く。商店街にあるような、町の中小書店だと欲しい本が置いていないことも少なくないし、注文してから1週間かかることもある。

   一方、ここ数年の新規出店は、郊外店や駅前、ショッピングモールと、資本力のある書店しか出店できなくなっている。読書家もそんな大型書店にしか足を運ばなくなった。

   加えて、消費増税でますます本が売れなくなる、との見方がある。消費税が5%になった1997年以降は7年間も毎年1000店以上の書店が店をたたんだ。

   書店数は2015年までに、1万店以下になると予測もある。

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