米自動車大手フォード・モーターが、車両への部分的な「自動運転機能」の搭載を検討していると一部海外メディアが報じている。米国のネットメディア「ベンチャービート」などは2013年7月、同社開発担当者の話として、車内に運転者のバイタルサイン(生命兆候)を感知する装置を搭載、異常があれば医療機関に警戒を促すとともに、万が一発作などが起きた場合は自動運転モードに切り替わり、車両を安全な場所まで誘導する、といったシステムを研究している、と紹介した。
車両の自動運転は、グーグルが研究に着手するなど近年急速に注目が集まっている。一方でこの記事で同社担当者は、完全な自動運転車両は「今後10年は誕生しないだろう」とも述べており、上記の自動運転機能はあくまで緊急時用のものに限られている模様だ。