渡辺代表が再編論けん制「今までの政界再編は、残念ながら『切り張り再編』」
みんなの党も荒れ模様だ。江田幹事長は政界再編にはきわめて積極的な立場で、7月29日のブログには
「みんなの党は『結党宣言』(2009年8月)でも、今年の『運動方針』(2013年1月の党大会採択)でも、『更なる政界再編』を目指していくと謳われているのだから、『政治理念』や『基本政策』の一致を大前提に、そうした原点を持つみんなの党として、野党再編・政界再編を主導していく、積極的に進めていくことが必要だろう」
とつづった。
逆に渡辺代表は慎重な立場で、8月5日の両院議員総会で
「今までの政界再編は、残念ながら『切り張り再編』の連続だった。こうした『切り張り再編』の教訓を我々は学んでいかなければならない。新進党から始まって、民主党と自由党が合併した今の民主党。そして、こうした政界再編の失敗を教訓にして、我々は、まっとうな政治勢力の結集、これを行っていかなければならない」
と江田氏をけん制するともとれる発言をした。
みんなの党は8月7日にも両院議員総会を予定しており、渡辺代表が党執行部の人事案を提示する。江田幹事長が更迭されるとの観測もあり、仮に更迭された場合は、野党再編の動きがが一気に加速する、との観測もある。