「ツイッター」に英国で新規定が追加 「罵倒や嫌がらせは禁止」日本でも導入へ

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「現実世界で容認されないし、ツイッターでも許されない」

   ツイッターはルール・規約違反のツイートを「報告」する機能をすでにiOS版公式アプリに実装している。今後数か月以内に、Android版公式アプリやブラウザ上のウェブ公式アプリでもこのボタンを設置し、ユーザー同士で通報しあえる仕組みをつくって「ユーザーにとって安心できる場にする」という。

   では、いったいどんなツイートが「特定の人物に向けた罵倒や嫌がらせ」と受け取られる可能性があるのか。イギリス版のポリシーでは、

・複数のアカウントから一人のユーザーに対してメッセージを送りつけること
・攻撃的なメッセージを他人に送ることだけが目的のアカウントであること
・報告された行為が、一方的であるか脅迫を含んでいること

との基準を示す。また同社は「彼らが受けた中傷はまったく受け入れがたいものです。それは現実世界で容認されないものであり、ツイッターでも許されないものなのです」――と英ガーディアン紙にコメントした。

   この条項は現在日本語版のルールにはないが、ツイッターが全世界で画一的なサービスを提供していることを考えると、日本でも適用される可能性は高そうだ。

   SNS内での誹謗中傷やわいせつ発言、脅迫は国内でも問題になっており、京都府などが「いやがらせ行為」と条例と定め、取り締まり対象としている。最近では帝京大学の学生が教授に対して誹謗中傷をおこなったため、停学処分を受けたとする画像も出回った。

   ただ、こうした規制に対してネットでは、元衆議院議員のみやけ雪子氏が「明らかな犯罪(違法)行為はわかるものの、それ以外は何が『攻撃的投稿』になるのか、表現の自由もあり、非常に線引きが難しい問題」と指摘するなど、「自由が失われてつまらなくなる」と懸念する声も多い。

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