人気絶頂のアイドルだった松浦亜弥さん(27)と、同じく日本のみならずアジアで超人気のボーカルダンスユニット「w-inds.」の橘慶太さん(27)の結婚が2013年8月4日に発表された。祝福ムードが広がる中で、松浦さんの「12年の付き合いになりますが、私の青春には、すべて彼がいます」というコメントがネットで波紋を広げている。
12年間の愛が賞賛される一方で、15歳のアイドル時代から彼氏がいたのは「ファンに対する裏切りでは」という意見も出ているからだ。
「私の青春には、すべて彼がいます。悲しいこと、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと全部です」
松浦さん、橘さんともに2001年に芸能界デビュー、2人とも押しも押されぬアイドルとして一世を風靡し芸能界の賞を総なめ、紅白歌合戦にも出場した。そしてデビューしたこの年にすぐに意気投合し、恋愛関係に発展したのだという。2人とも15歳だった。
2人の所属事務所は13年8月4日にマスコミ各社にファクスでこの日未明に都内の区役所に婚姻届を提出したと報告した。10月にもハワイで挙式を行うという。
橘さんの「w-inds.」は2000年半ばごろから活動拠点をアジアに移して成功を収めているが、松浦さんは時を同じくして芸能活動が減り、テレビでもその姿があまり見られなくなった。子宮内膜症と診断されていたからで、11年夏に4年前からこの病気に苦しんでいたということを公表した。現在もまだ病気は続いていて芸能活動をセーブしているが、こうした松浦さんを橘さんは励まし、支え、そして結婚したという美談も語られている。
そんな2人だが、松浦さんが書面を通じて出したコメントの一節がネットで波紋を呼ぶことになった。
「今年の冬で12年の付き合いになりますが、私の青春には、すべて彼がいます。悲しいこと、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと全部です」
もちろん12年間の愛を実らせたのは素晴らしいし、
「マジかー超おめでとう!12年って凄すぎるわ感動した!」
「純愛貫いてくれたのは本当に嬉しいし誇らしい」
といった祝福は多い。それでもファンは釈然としないようだ。
「モーニング娘。」は恋愛はご法度
実は松浦さんは、2000年に開催された「モーニング娘。」の妹分オーディションに合格したことがデビューのきっかけだった。「モーニング娘。」といえば恋愛はご法度のようで、05年4月に当時リーダーだった矢口真里さんが俳優の小栗旬さんとの恋愛をフライデーされ、これをきっかけに「モーニング娘。」から脱退。07年6月には5代目リーダーの藤本美貴さんが、後に結婚するお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さんとのデートがフライデーされ脱退している。そうした裏で松浦さんは恋愛関係を継続してきたわけだ。
「ずっとファンを裏切って来たのか?」
「現役の時から付き合ってたって、アイドルとしてはクズだよな」
「現役の頃から付き合ってましたとかいちいち発表しないでほしい」
などといった批判が出ているのだ。アイドルファンにとって好きなアイドルの恋愛は過去の事であっても複雑な心境なのだろう。
もっとも、「気持ちはわかるけどもう二人もいい大人だし、俺らだって年取ったんだから、素直に祝福してやれよ」といった意見もネット上に出ている。