「祭り」が商業的になってしまった…
ツイッター公式アカウントは、2日の放送前に「今回の『バルス』がどうなるのか楽しみです。(サーバーが持ちこたえますように!)」とつぶやいた。またニコニコ動画も「バルス祭り ニコニコ会場」と銘打ち、積極的な書き込みを促した。
このように、いままでゲリラ的に行われていた「祭り」が公認され、インターネット業界を挙げた「一大イベント」として行われたことに対し、興ざめしてしまった人が多いようだ。
「祭り」を振り返って、2ちゃんねるでは、
「世間に認知されると途端に冷める」
「企業がしゃしゃり出てきて、さぁバルスしましょう!とか言い出したら、急に熱って冷めるもんだと思うんだけどなぁ」
「前回のバルスは示し合わせたわけではないのに結局みんな同じバカやっちゃったって面白さがあったけど、今回のバルスはいい大人が悪ノリして金動かしてるだけだから大した面白さはない。この先エスカレートするだけ」
などと、「バルス祭り」が商業的になってしまったとの声が多く見られた。その一方で、「引き篭もりの僕でも社会の一員なんだって一体感がいい」といった感想も根強い。
また、そもそも「祭り」に批判的な人も多く、
「なんかあの無駄な祭りノリ大嫌いだわ…一体何が面白いんだか」
「普段メディアを叩いてるのに完全にメディアに操られているバルス民達」
「まあ日本には1億数千万も人口がいるわけで、圧倒的多数派はこの件と関わってないってのが唯一の救いだな」
などの声に対して、
「まぁ批判するヤツもいるけどこれが日本人の国民性だからしょーがない」
「祭り参加で楽しむ人もいれば、それを叩いて楽しむ人もいる。人それぞれの楽しみ方なんだなあ。バルス」
と達観した視点からの擁護も見られた。賛否両論あれど、これほど話題になったのなら、「バルス」には新作ジブリ映画「風立ちぬ」ならぬ「大風」が吹いたと言えるだろう。