公開された8月1日は、人民解放軍の創設記念日
ゲームには中国がウクライナから購入した初の空母「遼寧」も登場。ゲームを通じて国威発揚を図る狙いがあるとみられる。実際このゲームは、13年7月に上海で開かれたゲームショー「China Joy」でも試作版が披露され、多くの来場者を集めた。この意味では、ある程度開発の目的を達成しているとの見方もできそうだ。
また、ゲームが公開された8月1日は、人民解放軍の創設記念日にあたる。
尖閣諸島をめぐって日本側を敵視するゲームが話題になるのは今回が初めてではない。例えば12年6月には、「保衛釣魚島」(釣魚島を守ろう)と題したiPad向けのゲームが公開され問題になった。
「さまざまな種類の『鬼子』が登場するので、侵略者を殺戮する快感を味わえる!」
といううたい文句で、レーザー攻撃された日本兵がバラバラに飛び散り、首だけが残る様子も描かれるという内容だった。
ただし、過去の尖閣ゲームは民間企業が独自に開発していたのに対して、今回発表された「光栄な使命」は人民解放軍が開発に関与しているという面で従来と異なり、波紋が広がりそうだ。