「放射能の影響は関係ないのでは」
ツイッターなどを見ると、ヘルパンギーナの感染者が東京などで増えてきたことについて、原発事故による放射能汚染で免疫力が落ちてきたせいではないかと疑う声も一部で出ている。
この点について、感染症疫学センターの担当者は、福島県で2013年7月15~21日の週が1.04人と全国平均よりかなり低いことを指摘し、「放射能の影響ならもっと感染者が出るはずですよ。それは関係ないのではないでしょうか」と言っている。
なお、夏風邪の1つで、同じウイルスでかかる手足口病も、7月まで全国で増えてきており、感染者数が例年より多かった11年と匹敵するほどにもなっている。しかし、ヘルパンギーナとは違って、12年は13年の8分の1しか感染者が出ていなかった。その理由についても分からないという。