日本航空(JAL)は2013年7月31日、14年3月期第1四半期(13年4月1日~6月30日)の連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.6%増の2941億円で、営業利益は29.8%減の220億円だった。
乗客数ベースでは中国路線が18%、韓国路線が15%と大幅に減少したものの、比較的客単価の高い東南アジア路線が10%伸び、売上高全体としては増加。反面、円安の影響で燃料費が増加し、利益を大幅に減らすことになった。ボーイング787型機の運航停止も26億円の減益要因になったという。
一方、ANAホールディングス(ANA HD)が13年7月30日に発表した14年3月期第1四半期(13年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%増の3583億円で、営業損益は前年同期110億円の黒字が56億円の赤字に転落した。
JALと同様に円安で燃料費がかさんだ上、787の運航停止も減益要因になった。