土屋アンナの公演中止騒動、どっちが正しい? 「稽古に来ない」vs「原作者の許可取ってない」

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制作費に3000万円、賠償請求は1億円に?

   この問題は、スポーツ紙にも大きく取り上げられて、テレビのいくつかのワイドショーも2013年7月30日に特集を組んだ。それらの番組では、主催会社社長で演出家の甲斐智陽さんが取材に答えており、原作者の濱田さんからはすでに許可を取っていると主張した。

   濱田さんとその代理人弁護士、出版社担当者と計4人で4月ごろに話し合ったとし、「原作があるもんで、その作者の許可をもらわないなんてありえない」と話した。土屋アンナさんについては、「とにかく稽古に来ない」「ウソつきは土屋側ですよね」とまで述べた。

   甲斐さん代理人の伊藤芳朗弁護士は、J-CASTニュースの取材に対し、5月の舞台制作発表前までには濱田さんに話は通し、許可は取れていると説明した。アンナさんの主張については、「単なる言い訳と考えています。稽古に出てこない理由が全然理解できないです」という。濱田さんに対しては、「路上ライブで許可を取ったということで制作発表をするわけはありません」と反論している。舞台は、3000万円ほどの制作費がかかっており、アンナさんへの賠償請求は多ければ1億円はいく可能性があることを明らかにした。

   ただ、アンナさん側の関係者は、取材に対し、稽古が11回あったうち、アンナさんは5回出ており、残りも別の仕事があって出られないことで主催側の了解を得ているとした。濱田さんから舞台化を許可していないことを聞いて主催側と話し合ったが、本人の署名などの証拠が出なかったとし、7月18日以降は証拠を出さない限りは稽古に出ないことで主催側も了解済みだと言っている。

   なお、濱田さんの原作「日本一ヘタな歌手」を出した出版社の光文社では、「今般の舞台化につきましては関与しておりませんので、コメントは差し控えさせていただきます」(広報室)と取材に答えている。

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