日本サッカー協会は、韓国側の横断幕で抗議
韓国メディアでは、韓国側の応援席に前出の横断幕が掲げられたのは、日本側が旭日旗を掲げたことがきっかけだとも報じている。
フジテレビ系で中継された日韓戦を見ると、確かに、前半開始から1分弱のところで、日本側の2階席で旭日旗を掲げる姿が映っていた。とはいえ、試合開始直前に韓国側が国歌を歌うシーンで、応援席が映し出されると、横断幕らしきものを張り出しかけるところがあった。歌い終わった後には、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根とみられる肖像画を掲げるサポーターもいたのだ。
韓国側が前出の横断幕を掲げたのは、旭日旗を掲げる前か後かはっきりしないままだ。
なお、横断幕については、日本サッカー協会は2013年7月29日、主催の東アジアサッカー連盟に抗議文を出したと報じられた。菅義偉官房長官も、この日の会見で「極めて遺憾だ」と述べている。しかし、韓国の聯合ニュースによると、大韓サッカー協会は、特に対応する計画はないと明らかにした。
これに対し、日本のネット上では、「一度違反してFIFAが甘い裁定を下したから調子に乗ってきた」「厳罰に処すべし」といった声が相次いでいる。